だぁーッいすき
まきの頭は真っ白…。
なんで優奈は怒ってるんだろう??
「ーっ!!ちょっとなにするんだよ!!」
まきは優奈に捕まれた腕をはらいのける。
ここは2階の女子トイレ…。
「何はなしてたの!?」
優奈の目は赤い。
「相談してただけ。」
素直に答えた。
「それだけ??
あんたさー、人の好きな人とはなさないでしょ??」
人が変わってるじゃん!!
「ばしっ!!」
叩かれたのはまきの方。
「何すんのよ!!」
あえてやり返さなかった。けどまた
「ばしっ!!」
ワケわかんない…。
入り口の方から足跡が聞こえる…。
「あ…。」
優奈が固まってる。
振り返ると空翔がいた。
「空翔ー♪」
笑顔で空翔に駆け寄ってく優奈。
空翔は優奈に冷たい視線を送る。
優奈が空翔の近くに行ったとき
「ばしっ!!」
え??
空翔が優奈を叩いたっ??
「ばかじゃねーの??」
優奈は泣いて出ていった。
「ごめん。」
下を向いて謝った。
「盗み聞きしてた。ごめん…。みたら二宮がびんた食らってたから…。」
全部聞いてたんだ…。
「そうなんだ。」
なんて返せばいいのか分かんなかった。
下を向いてしまった。
「えっ??空翔…??」
まきの背中に空翔の腕が…。
「動かないで…。」
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