愛 ~②巻~
左の女の子は私。


右の男の子は龍。


走り出して行きそうな女の子は由希。


走り出して行きそうな男の子は陸。


ハートの上の男の子は宮先。


全部…私達みたい。


私と龍は困ってる様な…

迷ってる様な…


顔をしている。


私達にそっくり…。


私は龍にすがる。


「未來…」

龍の唇が私の唇に重なる。

『んっ…』


単に重なるだけ…。


唇が重なるだけ…。


なのに…


こんなに愛しいの…。


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