キミの隣で

愛する沙彩さんを失って。

逃げたくなって。

痛いほど、あの人の気持ちはわかる。


けれど。


中途半端な行動をしたあたしのせいだ。

どっちも独りにしない事なんて

最初から不可能だったんだよ。



あたしは、その場に倒れた―。
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