キミの隣で

「茜、どこ行くの?」


通りすがり、右手を捕まれた。

聞き覚えのある声。


「あ…」


なんでだろう…。自然に涙が出てくる…。

あたしが、記憶をなくしてた時…逢った。初恋の相手。


「…秦汰」
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