恋する生徒
恋する生徒 淳平編



俺は、恋してる…。




どうしようもないぐらいだ。


何度もブレーキをかけようとしたけど、無理だった。


でも、この気持ちを晒しちゃダメだって事はわかっていたから、誰にも言うつもりもなかった。


週2回通う家にいる俺の恋心をどうにかして押さえ付けているにもかかわらず、彼女は無邪気にも気持ちを煽らせるような事ばかりする。


何度ため息を吐いて、何度も言い聞かせようとした。




「先生! 質問!」
「何?」




イイ先生のフリをするのが正直、つらくなっている時に茜ちゃんの笑顔が俺には天国と地獄を教えられる…。



「先生の好きなタイプは?」



…いっつもこんな質問攻撃だもんなぁ…。




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