裏TABOO ~矢吹センセの場合~


『もう飲んでないよ。浮気は―…』


そこまで言って、隣へ視線を向ける。


微かに震えてる睫毛と、いつのまにかスカートの上でギュッと握り締められている両手。


本当はもう、目が覚めてるんだろ?


『これから』


そう続け、電源を落とすと…


嘘つきの眠り姫に、ゆっくりと顔を近付けた。


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