―奏― 君に捧げる愛の歌
死を宣告されてから、
私は自分なりに気持ちを整理していたつもりだった。
“もっと生きたい”と思わなかった事が無い訳ではない。
でも、
俊への気持ちが恋だと気づき、
俊がまた夢を追いかけようとしてくれた今―
私は、“もっと生きたい”と願うようになっていた。
もっと生きて、
俊の傍にいたい――
俊の夢を一緒に追いかけたい――
でも、それは私には許されない。
好きな人の傍にいることもできない――