―奏― 君に捧げる愛の歌


ずっとギターなんか辞めてたのに―


その日は何故だか無性に歌いたくなった。





そして、久しぶりに歌っていると、さっきの女が現れた。



勝手に聞かれたことに苛立ってるんじゃない。


あの女が言った言葉―



“綺麗な声だったから…
つい。”







その言葉に、数年前の記憶が甦る―


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