―奏― 君に捧げる愛の歌
4*俊の過去


本当俊って訳分かんない奴っっ



バカだのガキだの口悪いし・・・

たまに少年みたいにイタズラっぽく笑うし・・・

かと思ったら、私を助けてくれたり・・・


最低な奴だと思ってたけど、案外いい奴なのかなぁ・・・



なぁんて、俊のことを考えていると、





「・・・なで、奏!!」



「うわぁっ!

あっ・・・ごめん、佑真。
何だっけ?」





いけない、いけない。


学校帰り、佑真が隣にいることもすっかり忘れてた・・・。


< 81 / 208 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop