君との365日
お泊まり

初デートを満喫した後、幾日か経って段々と本格的に寒くなり始める。

何事もなく、毎日を普通に過ごして秋も中盤。
冬が過ぎて新年があけて春になったらクラス替えがある。

蒼空か綾芽か海音と同じクラスになれればいいなぁ…と思いながら今日も授業の暇潰し。

今は数学の時間。
前で先生が何か言ってるけどそれは無視。

「藍咲さん」

名前を呼ばれてる気がするけどそれも無視。

「藍咲さん!!」

…寝たふりしてそれを無…。

「藍咲さん!!聞いてるの?!」

「…何を?」

うるさいなぁ…こっちは色んな意味で忙しいんだけど。
まず第一に私に何の用?

用があるなら早く終わらせてほしい。
貴重な睡眠時間が削られていく。

この分からない教師のせいで。
…イライラしてるのも分からないようなKYな先生に私の大切な睡眠時間を持っていかれるなんてごめんだわ。


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