空っぽのキミに
記憶が無くたってやっぱり結愛は結愛だ。
 

形云々の話じゃなくて、人の本質って所だ。
 

もしこのまま記憶が戻らなくても、結愛から拒絶されない限りは傍にいてやりたい。

「西崎さん、そろそろ戻りましょう。まだあまり無理はさせられませんから」
 

俺をここに連れてきてくれた看護師がそう言いながら入ってきた。
 

看護師の言葉に、結愛が少し悲しそうな顔をした。


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