空っぽのキミに
「空が綺麗・・・・・・」

屋上。

空は雲一つない青空。

どんよりとした私の心とは真逆の光景。

あはは、最後に見る景色には丁度いいかな。

「純哉君、ごめんね。私、あなたとはいられない。辛い思いさせたくないの。だから」

ポケットから取り出した純哉君の写真。

「純哉君、幸せになってね。私の事なんか忘れて・・・・・・」

写真に私の心と真逆の事を祈って、そこから飛んだ。
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