空っぽのキミに

衝撃‐純哉side‐

「すみません」

傷の手当てをしてくれた看護師達に頭を下げている俺。

1人にして欲しいっていう結愛の言葉に、無理をして動いた結果がこうだ。
 

自分の病室に戻る途中で見事に転んでしまい、そのショックで傷が開いてしまった。

 
たまたま近くにいた看護師が駆け付けてくれて、応援にきた看護師と一緒に処置をしてくれた。


「まだ無理できないんですから、気を付けてください」
 

当然ながらそう釘を刺される。
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