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その後、「夕飯の買い物して帰らなきゃだから、また来週会おうね!」と、とてもいい笑顔で言い、爽やかに去って行った美雪さん。


そしていまだに動けないでいるあたし。

なんて言うか、あの人めちゃくちゃ自由人だな。

無邪気と言えば聞こえはいいが、なんでも自分のやりたいように進め過ぎではないだろうか。


あたし、確実に自分の傷が開くであろうミッションを言い渡されたんだけど。

え、どうしよう。中川くんに「彼女いる?」なんて聞けるわけないじゃん!

だって彼女いるってわかりきってんだよ?!

しかもこないだなんかすごい気まずい感じで別れたのに、なにこんなこと今更聞きにきてんのこいつみたいに思われるじゃん絶対!


どうしよう、すごくやりたくないよそのミッション!



―――

「…というわけなんだけど、どうすればいいかな!」


ところ変わって自室ベットの上。

こんな困ったさんな時は渚お姉さんに助けを求めるのが一番!というわけで、帰ってきて速攻ヘルプの電話をかけましたよ。



「へー、美雪さんって意外とパワフルというか、おもしろいことさせるんだねー」


「面白くないよ!何にも面白くないから!」


「えー、いいじゃん。やってみなよ?確かに言われてみれば彼女なのかの確認もしてないし、こっちが勝手に彼女だと思い込んでただけだもんね」


「無理ですよぉ!なんで渚も美雪さん賛成派なの?!無理だよ!あたしそんなの絶対聞けない!」


「あたしも一回美雪さんとお話してみたいなー。ひかりばっかりずるーい」



そんなの今は構ってられません!



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