カゼヒキサン。
『海斗のバーカ!』

『んだと瑞希の大バカ!!』

『バカバカバーカ!!』

『なっ…バカバカバカバカバカ!!』


『こらこら、やめろって。小学校低学年二人組。』



まるで喧嘩は小学校低学年。

バカしか言わない口論。

なんにも考えずに言い続けた。



楽しかった。



ひたすら楽しかった。


友達だった日々




でもあたし達は



足元にひかれた

〝友達〟のラインを


越えてしまった



あたしは感情的に

海斗は行動的に


あたし達は越えたんだ


そしてまっさかさまに堕ちていった




ラインを越えたあたし達は


友達でもなく

恋人でもなく

他人でもなく



中途半端なラインの上に立ち


海斗はどうか分かんないけど



あたしはひたすらにもがいてる


〝友達〟ラインに戻りたくて
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