カゼヒキサン。
「らぁんちゃぁー…わあああ」

「やーんっ、瑞希!あ~、懐かしいわー。このむにゅむにゅの感覚っ!」

うらやましい蘭ちゃんの大きな胸に顔をむぎゅーっとされ、その後に頬をむーにゅむにゅされる。

「らんちゅぁん、なちゅかしぃっていってもふちゅかしかたってないよぉ」

(蘭ちゃん、懐かしいって言っても2日しかたってないよ)

「瑞希可愛い~ッ!あ~っ、あたしの天使!会えなくて寂しい気持ちは1日=1か月くらいに感じるんだよ~う!」

自分でいうのもなんですが、蘭ちゃんは、あたしバカでございます。

あたし大好きでございます。

でもあたしも負けじと蘭ちゃんらぶでございます。

「瑞希大好き~っ!もー、席替えで隣の席ぶんどっちゃったからね!変更は無しよ~?」

「あたしだって大す………ん?」

ちょっとまって?

席替えって言った?

「せ、席替えしたの!?」

「そうだよ~、一昨日ね!ちなみに瑞希と海斗が揃うとうっせーからってわけで、海斗とは離れちゃったよ。…なぜか滝川先生だけは残念がってたけど。」

…そういや海斗の携帯に滝川先生からメールが来てたっぽいな。

でも、よかった…

「ねぇ、蘭ちゃん。海斗+瑞希=うっさいって誰が言ったの?」

「ん?もちろんあたし☆最近海斗とにぎやかだったから、あたしにもちゃんと二人の時間が欲しいじゃない?」

「………らんちゃぁぁ~ん。」

蘭ちゃんに、ぎゅっと抱きつく。

「おお?おお、おお?どったよ瑞希ぃ~。いつも以上に可愛いぜ!」

ぎゅってやられる。


とりあえず救いの神。


ありがと蘭ちゃん。
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