カゼヒキサン。
肩を掴んでこっちに向けて

俺もベッドに寝て瑞希を抱きしめる


ぎゅっ、て。

ぎゅっ、て。


今まで抑えてた愛情の全てを。



好きだよ。

好きだよ。

瑞希。





好き。





最低って分かってる

最悪って分かってる

馬鹿って分かってる


でも止められなかった




瑞希の柔らかな唇に



俺の唇が



勢いに任せて



触れた
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