怪盗舞月夜WINGただいま参上♪
「それでどうするつもりなの?」
癒麻の問いかけに地図を見ていた悟が癒麻と樹を見た。
「そこで俺に考えがあるんだ。二人は正門から入ってほしいんだ。
俺が正門の警備に回る。
正門から少し離れたこのビルに二人の影を置く。」
「影を置く…?」
地図の中のターゲットとなる屋敷のある場所から数メートル離れた場所を指差した悟に癒麻は聞いた。
「二人に似せたビニール風船を置くんだ。
俺が警備をビニール風船のほうに気を反らせるから、その間に二人には屋敷に侵入するんだ。
警備の目は少ないほうが良いからね。
ある程度時間を見て、ビニール風船を割る。
侵入時間を狂わせるためにね。」
「それで、中に侵入した僕達は何をすれば良いの?」
< 43 / 293 >

この作品をシェア

pagetop