†狼BOY×赤ずきんGIRL†

『失礼します』


私たちは生徒会室に入った。


『会長。昨日は申し訳ございませんでした。先輩は曖昧な人でなく、立派な方でした。』



私は頭を下げた。


『いいよ………んな誉められるような人間じゃないし……』


『あの……どうして昨日は私の前で体育祭競技の本当の理由、教えてくれなかったんですか?』

そう、私の気になっていた事。


『1つの事にいっぱいいっぱい全力で向かい、頑張りすぎて逆に体調崩す………そんな奴だろ?あんた。だから、マジにならなくてすむように、軽い話にした。』



先輩は私の事も考えてくれている。

『ああ〜。若菜ちゃん髪おろしてる』


愛美先輩。

『はい。き、キスマークがあるので//』


『なんで隠すの?見て見て!!愛も秀に付けてもらった!!』

愛美先輩はそういい制服の第三ボタンまで開けた。

『愛美!!んな見せるもんじゃないし……男の前でボタン開けすぎ』

久柳先輩はそういいながら愛美先輩のボタンを閉めた。


『秀ぅ〜。いいじゃん……』

愛美先輩は頬っぺを膨らませた。


『怒って悪かったよ。愛美。チュッ。』

久柳先輩は愛美先輩にそっとキスをした。

皆、見てるのに///

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