魅惑ボイス−それを罪と呼ぶのなら−
「……ひっ!」
凛はそれが何かを理解した途端に靴と小瓶を床に落としてしまう。小瓶は割れる事はなく、床に打つかると下駄箱の方に転がった。
「…はあっ、はあっ。」
息荒く先ほど小瓶を持っていた掌を見つめる。僅かに震える指先。あの小瓶は―――――男の性欲だ。小瓶には誰かの精液が入っていた。誰のとかを考えるよりもそれが自分の下駄箱に入っていたことに凛は目眩と吐き気が止まらなくなる。