【完】時計屋「タイム」
「別に・・・、俺、お前がその懐中時計を持つのを認めてもいい」




「え!いいの!?」





「あぁ、ただ、頼みがある」





「なに?」





「返せとは言わない、ただ、少しの間だけ貸してくれ」





「え?なんで?」





「返す時まで、まっててくれ」





「わ、分かった・・・」





そう言うと美穂は、懐中時計を歩に渡した





「まっててくれ」
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