【完】時計屋「タイム」
聞き覚えのある声が耳に飛び込んできた




「あ!あんた!」




振り返ると歩が立っていた




「え!俺お前と席隣!?」




「え!?」



美穂は名簿を見返すと確かに自分の名前の次に時野歩と書かれていた




「なんでよりにもよって・・・苗字が「ち」とか「つ」とか「て」で始まる奴居ないのかよ!」



「それは、こっちのセリフ!あぁ・・・」




美穂は落ち込んで机に顔を置いた




「はぁ・・・」




すると先生が教室に入ってきて入学式のため廊下に生徒を並ばせた
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