frankly high school☆~24人の主人公~①
「何笑ってんだよ…」
「あのさ、うちはアンタのことライバルとしか見てないわけ。でも…もしかしたらって可能性はないとは言えんよね。それやったらいいよ」
と笑いながら言う朝花。
確かに可能性はないとは言えない。
でもビックリだ。
朝花がまさかOKしてくれるなんてな。
それが一番ビックリなことだ。
「やった…」
俺は小さくガッツポーズしたが、バレてたみたいで…
「そんなに嬉しいわけ?」
と聞いてきた。
「嬉しいに決まってんだろ?」
と俺が言うと朝花は微笑んだ。
いつもガサツに笑う朝花が微笑んだ。
それにもまたビックリ。