メガネのダサオ君

「……見るからに出来ないっしょぉ~」





あぁ、うん…やっぱり出来ないんだね







「んじゃ、喧嘩じゃなくない?

どうせ桜井君が一方的にやられてるか言いがかりつけられたりとかじゃないの?」








「うん、まぁそうだねぇ

細かく言うとぉ~──……」









黒瀬君さっきからどうも、一番前でことの真相をみてたらしい…
見てたんなら止めろよって話なんだけどね


そう言うのにはもう、首を突っ込まないと決めたらしい……



んで、内容はまず桜井君が2組の前の廊下を歩いていました

すると、2組の男ボスがちょうど教室から出ようとした所を桜井君と激突!

そして2組の男ボスの方がしりもちをついたらしく、廊下側の女子がクスクス笑っていたのを見て……




お前のせいだぞ!!




と、なったらしい。


そして、桜井君はすぐに謝ったが許してもらえず
さっきから暴言を吐かれたり無理やり土下座をさせたりしているっぽい





"暗い"やダサい、キモい、メガネだの……





……てかさ、話聞いてたんだけど正直




どうでもいい理由だよね?



しかも最後の"メガネ"って関係なくない?
メガネかけてるひとに失礼だよ!



それに小学生かよ!って突っ込みたくなるよ
しかも、暴言は全て外見の事ばかり…



外見の事を言うのは最低のすることだわ!!





………ん?外見…




外見…

外見…






そうだ!桜井君を…







この時の私はひたすら桜井君の事しか考えてはいなかった。
いつも、やってから後悔をする性格なので今回も後悔を少しすることになる










かも?



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