オトシモノ~君が零した星屑~


「こんにちは、お二人さん。よくぞお気付きで」



二人に目と耳には、明らか不機嫌な私の顔と声が映っている事だろう。


チラリと二人の表情を盗み見ると、やはり予想していた通りの顔。


・・・・・驚いたような、有り得ないとでも言いたげな。


そんな顔。



「ま・・・・・まじで?」


「豊玉さん、本気で驚きなんですが」



驚きのせいか、ポロリと土方を別名で呼んでしまう沖田。


それには耳を塞いで、土方はお握りを口に入れる。



「あ、私も食べます」


「え、あ、総司!?じゃあ、俺も~!!」


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