オトシモノ~君が零した星屑~
土方の端正な顔に影を落としながら、煌きを放つそれが、土方の瞳に映る。
それを見ながら、私は静かに言葉を放った。
「私は――――土方、お前なんて・・・・・
これっぽちも、好きじゃない」
大好きな土方の温もりを払い除けながら、驚きに目を見張る土方にもう一言添える。
「お前の事なんて、誰が好くものか」
苦しげに目を伏せ、微笑む土方。
すまない、と立ち去っていく後姿を見送って、私は河原にしゃがみこむ。