オトシモノ~君が零した星屑~
「酷いか?――――俺の考えは」
土方は、そう言いながら、笑った。
頭を振りながら、私は湿気に重くなった、部屋の襖を開ける。
もう、空にあの重たい雨雲は無かった。
星が水溜りに浮かんでいるのを見ながら、私は縁に腰を下ろす。
「酷くなんて、ないと思う。
それが、あいつにとっての一番の優しさだと、私は思う」
揺れる水面で、星が居心地悪げに揺れていた。
視線を空に移しながら、そっと奥沢と新田、安藤を探す。