雨が降る日は誰か死ぬ
寮生はこのとき、みんな一階にいたから、突然三階で上がった悲鳴に驚いて、上を見上げる。



すぐに階段で鈍い音が響いたので、悲鳴の主が転落したのだとみんな思った。


一番階段の近くにいた、菅原那智と山根弓菜の二人が急いで上を目指す。


続いて数人がその後を追った。


必死で駆け上がると、二階から三階に上がる途中の踊り場で、茉鈴が倒れている。


「ちょっと大丈夫!?」
「ねぇ大丈夫なの?」


声をかけても、ピクリとも動かない茉鈴の頭から流れている血が、踊り場に段々と広がっていった。

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