雨が降る日は誰か死ぬ
「何話してんの?」


さらに1班の佐藤由真と中野美穂が加わる。


「残った薪をパーッと燃やしてんの」


愛が笑顔で言う。




「へぇ~」


「1班は余らなかったの?」



「ああ、余ってるよ」


愛の問いに、美穂が答える。


「じゃあ全部燃やしちゃおうよ」



「うん」


美穂は自分たちのテントの場所に、薪を取りに戻った。

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