だりあ
――――――――――――――*翌日

「おはよ――――!!」

「おう」

相変わらず祐輔はバカップルだ。

「祐輔お前、朝から暑苦しいぞ」

あのいちゃつき方は凶器だ。免疫の無いほかの奴らは石化している。

祐輔とオレは中学からの付き合いだ。

「お前彼女つくれよなぁ」「本当」

「ばか!!女なんか興味ねぇって昨日からいってるだろ!」

ついに宏樹まで入ってきた。宏樹にも彼女がいる。

まぁ~。こちらもバカップルで学校中で有名だ。

「ひろきぃ~♪」

「なんだ~?優乃~♪」

「クラス違うからって、ほかの女の子ばっかり見ちゃやだよぉ?」

「バッカだなぁオレは優乃一筋だから心配するなってぇ♪」

「うん」

こっちもまた免疫の無い奴らは石化している。

「宏樹も朝から暑苦しいなぁ。」

「だってさぁ。優乃のこと心配なんだもん。クラス変わっちゃってさぁ。優乃のクラス、イケメン多いし。」

「ハイハイ分かった。分かった。今日ってなんか行事あるっけ?」

「うーん??あっ身体測定。」

「マジかよ。身長伸びてなかったらショックだなぁ」

オレは178cmだ。だけどまだ伸びたり無い。
「お前オレよりでかいクセによく言うよ。オレなんか173cmだぞ。」
幸太がいってる。幸太は昔から小さい方なのだ。
「いいじゃねぇかよ。FWは高さも欲しいんだからさぁ」
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