イジワル王子の溺愛



「久しぶり、じゃないわよ!あんたの都合で呼び出して、あたしだって暇じゃないのよ?」





「…ごめん。」







暇じゃないのはもちろん知ってる


地元の名門大学に猛勉強して合格したんだもんな







「あぁーもういいわ。で、今日はなに?」






雪姉が茶色の巻き髪をかきあげる







「え?あぁ…」






聞きたいことがあるんだった




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