イジワル王子の溺愛





それはもう、翼に彼女がいるからなのかどうかもわからない








でも翼は階段を1つ、あたしを置いて自力で登ったんだよね








いつもいつも残されるのはあたし







それならあたしは








「あゆ美、あたしも一歩踏み出すよ」







「えっ?」








ぐっと拳を握る







あたしならやれる







翼に負けないくらい、階段を登ってやるまでよ!!




< 154 / 360 >

この作品をシェア

pagetop