TABOO†獣(ケダモノ)が牙を剥く~秘密の恋
私は緩くウエーブした律の髪をクシャクシャに撫でた。
「ね、先輩。
俺と付き合ってくれる気になった?」
「私には晃がいるもん」
「まだあの野球バカと付き合ってるの?」
チッ、と舌打ちして律は私から離れた。
「俺、先輩が『待て』って言うならいつまでも待つつもりだったけど」
背後に立つ律が、私の頬を両手で包む。
「もう『おあずけ』は聞かないから」
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