TABOO†獣(ケダモノ)が牙を剥く~秘密の恋

私は緩くウエーブした律の髪をクシャクシャに撫でた。



「ね、先輩。

俺と付き合ってくれる気になった?」


「私には晃がいるもん」

「まだあの野球バカと付き合ってるの?」



チッ、と舌打ちして律は私から離れた。




「俺、先輩が『待て』って言うならいつまでも待つつもりだったけど」



背後に立つ律が、私の頬を両手で包む。







「もう『おあずけ』は聞かないから」






< 4 / 6 >

この作品をシェア

pagetop