3度目の結婚
隆の思い
綾さんが帰った後、私は、呆然としていて、言葉を
発することが出来なかった。

この場所に、幸恵さんや真理がいてくれたことが
何より、嬉しかった。

そして、隆さんが「俺の子供を産むのは、ひなただけだ」

と言ってくれたのが一番うれしかった。

「ひなた、大丈夫か?心配しなくていい、俺には
 お前だけだから。」

「隆さん・・・・。」思わず、涙が出てきた。

そして、私の涙を拭きながら抱きしめてくれた。

「コホン、ラブシーンは、二人っきりの時に
 して頂戴。隆、、ここはいいから、ひなたと
 帰りなさい。ひなた、綾さんことは、気にしないこと
 隆も、しっかりひなたを捕まえておきなさいよ。
 そうじゃないと、私たちの未来の山菜はないわ!」

「ハハハッ、そうだな。ひなた、帰ろう。ゆっくり
 話をしよう」

「はい、すみません、後片付けもしないで。真理も
 ありがとう。」

「いいから、隆さんにゆっくり癒してもらいなさい」


二人に見送られ、私のアパートに帰った。 
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