世界が終わる時の景色



いつから、気づいていたんだろう。

志乃の父についてずっと海外暮らしで、
年に数回会うか会わないかなのに。


「…ははっ、」


思わず、乾いた笑みが漏れて。


「…したいように…か…」


もし、もしも。

"日向"として彼女を連れて逃げられたら。

「好きだ」と言えたら。

そんな最高な事は無い。







僕は、彼女を愛してもいいの?



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