何よりも甘く切なく
突然のリクエストに、瞬きも忘れて硬直してしまったオレ。


「私爽やか君がサッカーしてるの見たいんだけど……ジャマならやめとくよ」


「あっ……大丈夫です!友達時々何人か見てるし、ぜひ見に来て下さいっ!!」


慌ててOKの意思を伝えると、嬉しそうに微笑む甘木先輩。


「ありがと!火曜日、見に行くね♪」


またしても先輩のカワイイ笑顔にやられたオレを、リエイとほののさんはニヤニヤと眺めていた。


ら、来週……いつも以上に頑張らねぇとっ!!


「ねぇ………私達って必要?清華」


「そこはツッコんじゃダメよ、容子」
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