何よりも甘く切なく
「あ、甘木先輩、何………!?//////」


「だってチューしたかったんだもん♪さてと泉未、下行こっか!」


不意打ちのキスに完璧パニックになるオレに構わず、ルンルンとドアに向かう甘木先輩。


そんな先輩の後ろ姿を見るだけでどうにかなりそうなオレは、相当甘木先輩にハマってる。


オレの大切な彼女は、どんなお菓子よりも甘く、時には切なさを与えてくれる人。


「――――ずっと好きだからな……胡々愛」


最上級に優しい微笑みを浮かべて、オレも甘木先輩に続いてドアに足を進めたのだった。


「何か言った?」


「いえ、何も」









――――END――――
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