夢を見る
 そこまで何とか辛抱するつもりでいた。


 あたしも耐えることはあったのである。


 それこそ山ほど。


 一つ一つ切り崩していった。


 目の前の問題を一気に全部解決するのは無理なので。


 それにしても、この疲れは一体何なんだろう……?


 そう思っていた。


 食事を済ませて、出入り口のレジで食事代を支払い、店外へと歩き出す。


 変わったことはない。


 また温度が上がっていくだろうぐらいに考えていて。


 こなすべきことはたくさんある。


 小さな会社でも一つのフロアの主任を任されると、大変だ。


 痛感しているのだった。
< 133 / 815 >

この作品をシェア

pagetop