夢を見る
第37章
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 その週も週末になり、雄哉が部屋に来た。


 毎日の仕事で多少疲れていたのだが、彼と過ごす時間は貴重に思える。


 一緒に温めのコーヒーを啜りながら、リビングでゆっくりしていた。


 さすがにこの季節は暑さでだるい。


 毎日車に乗って出勤しているのだが、胃腸の調子などが悪かったりする。


 まあ、気にしても治るわけじゃなかったのだけれど……。


 買い置きしていた胃腸薬を飲み、しばらく様子を見ているところだった。


「友里」


「何?」


「毎日きついんだろ?」


「まあね。やっぱこの暑さが祟ってるのよ。社内では寒いぐらい冷房が効いてるけど、外に出ると蒸し暑いからね」


「ゆっくりは出来ないからね。管理職なんだし」
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