夢を見る
 キスを交わし、ゆっくりと抱き合い続けた。


 腕と腕が絡む。


 存分に抱き合った後、雄哉が寝転がっていたベッドから起き上がり、


「また会おうな」


 と言って、玄関口へと向かった。


 そして歩き出す。


 確かに週末になると、いつもお互い素直に愛し合える。


 遠慮なしに彼に愛情を掛けていたのだし、雄哉も応えてくれた。


 一夜明け、朝方外を見ると、雨が降っている。


 それが時を置かずして、一気に土砂降りになった。


 会社に出勤するのに車なので、大丈夫だ。


 多少の雨降りなら、ワイパーを回せば済む話だった。


 出勤してフロアに入っていくと、すぐに玉木が、
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