夢を見る
「いいわね」


 頷き、早速外出準備をした。


 日焼け止めを塗り、ペットボトルに水を入れて、持つ。


 マンションの駐車場に停めてある車へと歩き出した。


 別に抵抗はない。


 夏見る海は、最高だからだ。


 そう思い、車の助手席に雄哉を乗せて、車を出した。


 日帰りで帰ってこれるから大丈夫だ。


 もちろんスマホを持ってきている。


 付いているカメラで今年の夏の思い出を撮るために。


 車のハンドルを握り、運転し始めた。


 いつも会社に行く時のように。


 運転免許を取って長いから、慣れているのだ。
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