夢を見る
 そして洗顔し、あえてノーメイクですっぴんのまま、今日一日を過ごすつもりでいる。


 その日の朝はテレビを付けて、見た。


 午前十時過ぎまで、揃ってリビングでテレビを見続ける。


 普段から頭の中の情報は整理しているのだった。


 知識はいろいろと詰め込んでいるので。


 番組を見終えてから、彼と寄り添う。


 お互い、十分感情移入出来ているのだった。


 仲がいいというのは実にこういったことを差して言うのである。


 雄哉とは普段からメールのやり取りや電話をしていたのだし、近くに住んでいるので、何かあれば会う。


 別に変化らしい変化はなかった。


 ただ、互いにいい関係でいるというだけで。


 そして日曜も終わると、また平日に戻る。
< 440 / 815 >

この作品をシェア

pagetop