夢を見る
 誰でも使えるからである。


 それにうちぐらいの規模の会社なら、別にパソコンのプラスアルファとして、語学などが出来なくてもいいのだ。


 単に一通りの常識さえあれば、十分なのである。


 皆、そう思っていた。


 キーを叩きながら、所定の書類や企画書などを作り続けている。


 ずっとパソコンなのだった。


 だけど、大丈夫である。


 日々与えられた仕事をこなし続けていた。


 作業するのは、大変なのだ。


 マシーンはいずれ切り替わる予定があった。


 動作の遅い旧式のパソコンが、新しい物になる。


 来年度から社もそういったことを検討中なのだった。
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