夢を見る
 何も考えずにいることは出来ない。


 あたしのいる部署では在籍している人間たちが、一つでも多くの企画を考え付くことを主軸にしている。


 だから大変なのだった。


 頭の中の情報を入れ替える必要があるのだ。


 常に。


 まあ、あたしも玉木たちがずっと企画を担当してくれているので、そこら辺りのことは丸投げしていたのだけれど……。


 それに一々口出ししないのだし……。


 キーを叩きながら、パソコンを使い、ネットをしたりもする。


 作業とネットの繰り返しで回っていた。


 社内の回転率はいい。


 送られてくる企画書も一日に数本あり、一本一本じっくり読み込んでいるのだった。


 何かあった場合でも、すぐに対応するのがあたしたちに任された仕事だ。
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