夢を見る

第６９章

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　休みが終わり、また月曜から仕事が始まった。


　だけど、疲れたなどとは言っていられないのである。


　仕事は山積みだった。


　平日通常通り出勤してくれば、相変わらず企画書などを打ち続ける。


　変わらない。


　だけど、あたしは主任としてフロアにいる。


　その折、取調べを経て起訴された、加賀美コンツェルン関係者の裁判が始まった。


　証人調べからだ。


　でも、仕掛けてきた株の不正操縦疑惑はものの見事に暴かれていた。


　金融庁と検察庁は合同捜査班を作って徹底した捜査を行い、あの会社がやった株に絡む一連の事件は幕を引いていたのである。


　確かに大規模な裁判になるだろう。


　普通にネットニュースはその裁判のことばかり載っていた。