夢を見る
 要はしばらく仕事漬けになるということだ。


 だけど、週末や休みの日などは雄哉と過ごすことにしている。


 金曜の夜が終わると、土曜だ。


 それまでずっと仕事が嵩む。


 平日は部屋に寝に帰るようなものだ。


 週末の時間が、実に貴重なのである。


 彼と一緒にいられるのだから……。


 あたしぐらいの年代の女性でもときめきがあるのである。


 嬉しいとか楽しいという。


 それに雄哉は何かとあたしの支えになってくれる。


 心強い人間だった。


 だから、お互いいい関係でいる。


 何せ出会ってから、ずっと休みの日は彼と一緒にいるのだし……。
< 489 / 815 >

この作品をシェア

pagetop