夢を見る
 雄哉もタオルで髪を拭き、洗濯物置き場の汚れ物入れに入れた。


 また明日から仕事だ。


 そう思うと、参ってしまう。


 だけど、別に気にしてなかった。


 彼が言う。


「友里、無理するなよ」


「ええ。人間だからね。別に気にしてないわ」


「だったらいいけど」


 雄哉が頷き、


「これからも一緒に歩いていこうな」


 と言葉を重ねた。


「ええ。よろしくね」


 そう返し、互いに寛ぎ続ける。
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