夢を見る
 すぐにコーヒーを一杯淹れる。


 彼も疲れているようだ。


 眠気が差すこともあるらしい。


 部屋に入ってから、しばらくの間、持ってきていたタブレット端末でネットをしていた。


 雄哉もIT機器を使いこなす。


 別に普通に誰でもそうだった。


 あたしもトレンドを探るにはネットが一番だと思っている。


 特に社でも企画を担当しているので、流行を知らないと話にならない。


 彼も営業マンとはいえ、外回り中はスマホなどを使い、ネットをしているようだった。


 互いに情報を欲しい。


 いろんな分野の物を、である。


「友里、食事作ってくれるの?」


「ええ。食材も買ってきてあるし、作るわよ」
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