夢を見る
　確かに疲れることはあったとしても、仕事を休むわけにはいかないと。


　ずっと労働が続く。


　だけど、この春という季節、あたしも南国に旅行に行けば、晴れ晴れするだろう。


　雄哉と一緒にだから、尚更嬉しかった。


　それまではずっと我慢するつもりでいる。


　暖かくなるにつれ、気持ちが浄化されるのを感じ取っていた。


　まだ冷えることもあったのだけれど、もう春が近いと思えている。


　カフェに行き、タブレット端末を使って電子書籍などを読んだりすることもあった。


　あたしもいろいろあるのである。


　仕事とプライベートは分けていた。


　元々、切り替えが上手いのである。　


　仕事の時は仕事をし、そうじゃない時は気を抜いていた。


　まあ、人間だから、多少の時間のロスなどはあったのだけれど……。

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表紙・目次

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