夢を見る
第14章
     14
 土曜日に揃って夕食を取った後、あたしたちはベッドの上で抱き合った。


 腕同士を絡め合わせて、口付け合う。


 ゆっくりと抱き合い、密な一夜を過ごした後、日曜日の朝を迎えた。


 確かに休日の朝は眠い。


 仕事に行かなくていい分、だるさもあった。


 だけど、食事の用意をしないといけない。


 雄哉はまだ眠っている。


 起こさないようにして、ベッドから出、洗面台へと向かった。


 そして洗顔フォームを手に取り、チューブを捻って、手に付けてから両手で擦って掌に広げる。


 それで顔を洗った。


 自分用の歯ブラシに歯磨き粉を付け、口の中を磨く。


 いつもと変わらない朝だった。
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